
不慮の事故で命を落とした高校生の佐藤和真(カズマ)は、天界で女神アクアに異世界への転移を持ちかけられる。彼女は「異世界には望むものを1つだけ持っていける」と特典を持ち出しながら異世界転移を勧誘する。しかし、アクアがカズマを小馬鹿にして笑い転げていた事から、カズマは腹いせに『異世界に持っていくモノ』としてアクアを指定し、転移に巻き込む。
こうして、アクアを連れて異世界「アクセルの街」に降り立ったカズマは、運勢だけが異常にいい平凡な冒険者となり、運勢と知性は低いがそれ以外の全ステータスが高いアクアはアークプリーストとなる。その後、爆裂魔法の使い手だが1発撃つと動けなくなるアークウィザードめぐみんと、見た目は美女だが妄想癖のあるマゾヒストで攻撃が全く当たらない変態クルセイダーダクネスを仲間に加えて、彼女らの問題行動に振り回される日々を送ることになる。
しかし、想像以上に留まるところを知らない彼女らの問題行動は、魔王軍とのトラブルや、悪徳領主との金の殴り合い、最後は魔王の討伐におもむき一騎打ちなど、さまざまな波乱にカズマを巻き込んでいく。
本作の主人公で主な語り部[注 1]。死後に異世界転生で生まれ変わった冒険者。作中ではカタカナでカズマと呼ばれることが多い。身長165センチメートルの中肉中背で、イラストやアニメなどのビジュアルは、緑色の目と茶色の短髪の髪型になっている。作中の年齢は16歳→17歳(WEB版では20歳)。一人称は「俺」。
スケベな性格で、相手に勝つためなら卑怯な方法を平気で使い、相手の嫌がる事をした際や戦いで優位に立った際は下卑た笑いを浮かべ、かつ腹黒いが基本的にはお人好しの善人であり、仲間は最後まで見捨てず、目の前に困った人が居たら放っておけず、アクア達仲間からは信頼されている。一部からは強烈に嫌われているが、その他の周囲の者たちからは概ね好意的に扱われている。移転前は引きこもりのニートであったことからアクアからは「ヒキニート」などと呼ばれ続けている。
服装は、初期は転移時に着ていたジャージをそのまま普段着としていたが、後に冒険者らしい軽装備になっている。
転生前は日本人の高校生。初恋の相手であり小学生の頃に「大きくなったら結婚しようね」と言ってくれていた女の子が、中学3年生の夏頃に不良の先輩のバイクの後ろに乗っていたことにショックを受けて、不登校になり、多額の学費がかかる私立高校に入学させてもらったが、不登校状態は変わらなかった。
買い物に出掛けたある日、トラックに轢かれそうになったと誤認して、女子高生を突き飛ばして助けたつもりになったが、自分が轢かれたと勘違いして心臓麻痺で死亡した。現実には女子高生の前に迫っていたのはトラクターであり、轢かれるおそれはなく、女子高生に無用の怪我を負わせた挙句自らも勘違いによりショック死する[注 2]という間抜けなものだった。
死後は、転生を担当する水の女神アクアから異世界行きを勧められ、異世界に持っていく特典としてアクアを指名し、アクセルの街に降り立った。アクア、めぐみん、ダクネスの上級職三人と最下級職の冒険者のカズマでパーティーを結成し、アクセルの街で様々な厄介なことに巻き込まれて行く。
戦闘においては主に盗賊(スティール、潜伏、敵感知)やアーチャー(千里眼、狙撃)、リッチー(ドレインタッチ)のスキルを駆使し他のメンバーをサポートしつつ、自身でも弓、剣、初級魔法などを使う。
各メンバーの重大な騒動[注 3]には最初は嫌々ながらも周りに叱咤されて、最後には必ず仲間のために立ち上がり、あてつけ・自己叱咤半々の態で「しょうがねえなあ!」と言い放つのがカズマの半ば決めゼリフとなっている。
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